「視覚障害」の方を採用する場合に、雇入れる側としては考えないといけないことは何でしょうか?

これまで視覚に障害があることで、できる仕事は限られていました。

ところが現在は、「本人の仕事に対する意識」「IT技術の進歩」「雇用形態の多様化」などで、視覚障害の方ができる仕事の範囲が大きく広がっています。

こちらでは、視覚障害の方の障害者雇用の現状と新しい働き方についてご紹介させていただきます。

視覚障害の4つの種類とは?

一般的に「視覚障害」とは「目が見えない」障害とされています。

ところで「視覚障害」は、「視力障害」・「視野障害」・「色覚障害」・「光覚障害」の4つに分かれます。

4つは、それぞれ「見え方」に違いがあります。

 

「視覚障害」の方の雇用先の現状

現在、「視覚障害」の方は、健常者と同じく、あらゆる業種でお仕事をされています。

そんな中、雇用先として次の3つの業種が上位を占めています。

・あきは業(あんま、鍼、灸)

・オフィスワーク

・運搬・清掃業  などです。

 

特にあきは業は、全体の60%以上を占めています。

「視覚障害」の方にとっては、伝統的な仕事であることから、現在も多くの方たちが従事されています。

 

今後はITの進歩で、視覚障害の方の雇用が増加

これまでも、「視覚障害」の方のオフィスワークでの就業率は、あきは業に次いで多い傾向でした。

ただし、現状は10%未満です。

ところが今後はIT技術の進歩で、オフィスワークでの雇用の増加が予想されます。

増加を後押しするとされるのが「音声読み上げソフト」の開発です。

「音声読み上げソフト」は、一般的なテキストから、エクセルなどのデータの入力・集計・計算までも対応できます。

しかも自然な語り口で、視覚障害の方にも、意味がわかるように読み上げてくれます。

これにより、聞き間違いを大きく低減してくれます。

 

また、訓練を受けることで、通常の「パソコン業務」だけでなく、「システムやソフトウェアの開発業務」や「テレワークへの対応」も可能です。

これにより一般的なオフィスワーカーとしてだけでなく、エンジニア・専門分野技術者など、雇用が幅広く増加することが見込まれます。

是非、これから増える新しい仕事へ、どしどしチャレンジしてみましょう。

 

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