「孫子の兵法」九地篇②

『昔から戦上手は、敵の前軍と後軍の連携を断ち、敵の主力部隊と別動隊(主力部隊と少数精鋭部隊、主力部隊と機動部隊、大部隊と小部隊)が協力し合わないようにし、身分の高い者と低い者が助け合わないようにし、上下の者が助け合わないように仕向けて、兵士達が分散していれば集結しないようにし、集結したとしても戦列が整わないように仕向けた。戦闘が有利に進められるようにしたものだ。



こうして、自軍が有利になれば行動を起こして戦い、有利にならなければ戦闘に入らず、また次の機会を待ったのである。』(「孫子の兵法」九地篇)

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「孫子の兵法」

《戦いまでの準備について》

 

一篇 : 計篇

 

二篇 : 作戦篇

三篇 : 謀攻篇

《軍の態勢づくりについて》

四篇 : 形篇

五篇 : 勢篇

六篇 : 虚実篇

《軍の運用方法について》

七篇 : 軍争篇

八篇 : 九変篇

九篇 : 行軍篇

 

十篇 : 地形篇

十一篇 : 九地篇

《特殊な戦い方について》

十二篇 : 用間篇

十三篇 : 火攻篇