「孫子の兵法」地形篇③

『我出づるも不利、彼の出づるも不利なるは、支と曰う。支なる形には、敵、我を利すると雖も、我は出づること無くして、引きて之を去り、敵をして半ば出で令(し)めて之を撃つは利なり。』(「孫子の兵法」地形篇)

自軍が出ても不利で、相手の軍が出ても、双方に不利な(枝分かれした)地形を「支形」という。「支形」では、敵が利益をちらつかせる・挑発をしたとしても、自分は出てはならない。逆にここから後退し、敵軍の半数が出てきたところ撃つのが有利である。

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「孫子の兵法」

《戦いまでの準備について》

 

一篇 : 計篇

 

二篇 : 作戦篇

三篇 : 謀攻篇

《軍の態勢づくりについて》

四篇 : 形篇

五篇 : 勢篇

六篇 : 虚実篇

《軍の運用方法について》

七篇 : 軍争篇

八篇 : 九変篇

九篇 : 行軍篇

 

十篇 : 地形篇

十一篇 : 九地篇

《特殊な戦い方について》

十二篇 : 用間篇

十三篇 : 火攻篇