【医療リーワク】を利用して復職を果たした方の実例を何回かに分けてご紹介したいと思います。
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うつ病リワーク研究会(現 日本うつ病リワーク協会)のデータによると【リワーク】を利用しなかった場合 の再休職率は、利用した人と比べ リスクは 1.89 倍 と言われています。
一度目の休職で【リワーク】を利用した 際の再発率も下がると言われています が、 【リワーク】自体 の認知度が高いと言えないことや当事者・主治医・職場の 相談し自力で復職を目指す 方針で 経過した結果、退職が迫られた段階で 初めて【リワーク】に参加 された ケースも 少なくありません。
今回の実例は、次の復職で休職せずに勤務ができなければ退職と迫れて【医療リワーク】を利用した実例をご紹介したと思います。
目次
御本人の努力だけでは改善されないこともある
この50代の方は退職期限まで 残 1年 の段階で【医療リワーク】に参加されました。
【医療リワーク】卒後直ぐに正式復職ではなく、「リハビリ出勤」という職場での休職扱いでの訓練が約 1ヶ月、ご本人の状態により「リハビリ出勤」の延長の可能性もあるので、余裕を考え卒業を目指さなければなりませんでした。
また、 職場の規定により休職可能な期間 や 給付金の額や期間 は違いますが 、この事例では計3年ある中での残 1年、給付金はゼロで 貯金を崩しながら の通所 となり様々な負担がかかっている中での通所 でした。
休職要因は、異動による業務内容の変更に伴い仕事についていけなかったこと、復職の度に仕事内容の配慮や配置転換をしてもらったが、身体反応とみられる通勤時の嘔気やめまいが止まらなかったこと。 内科への相談も行いましたが、改善ができず 同じ症状が続き、リワーク通所は不安定で 、利用の中で同時複数の仕事の処理が困難であることが分かりました。
これらの理由で想定以上に通所期間が伸び、ご本人の焦りも増大し悪循環となっていました。
御本人の努力と職場の配慮
体調管理や主治医への相談の仕方、職場への報告の 行い方 を【医療リワーク】スタッフと共に工夫し、通所期間残りわずかな中で何とか 続けて出席することができました。
復職の受け入れがやや心配な印象でしたが、結果的に職場の相当な 配慮もあり、復職後も安定して通勤されているそうです。
ご本人の努力だけでは、なかなかうまくいかない復職もあると思いますので、その場合は、早い段階で 周囲の方から協力を求めることは重要なことだと思われます。
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