【五事七計:地】市場の捉え方からDX自体の本質を再確認する!?/【孫子の兵法ビジネスLabao】

「計篇」の「五事七計」の1つでる「地」を現代ビジネスで考えるときに「市場」と捉えることができる。

今後、私達がどの市場でビジネスを展開するかを考えるとき、既存の市場を考慮することも当然ですが、もう一つ、DX化が進めば進む程、「新しい市場」を考慮する必要が出てきます。今回は、この件について解説したいと思います。

社会変化が激しい現代

私達は日々の業務をこなすことで毎日を過ごしています。ですが、ネットやテレビや雑誌等を見ても社会が変化していることを感じさせるものに事足らない程、社会は世界は急速に変わっています。

社会変化を無視して生きてはいけない

社会の変化を感じていない人は、少なくても社会人であれば感じない人は居ないと思う。

ですが、そのように社会変化が激しく、日本は世界各国からも遅れてしまっているDX化の波に、政府も遅れてはいけないとDX化を叫んでいますが、現実は遅々として進んでいません。

日本国内のDX化の波はどうなっているのか

日本国内のDX化の波はどうなっているのかをデータで見ていきたい。

「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート」:情報処理推進機構(IPA)

情報処理推進機構(IPA)が、行った「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート」を紹介します。

2021年の有効な診断企業数は486社(うち個人事業主6件)をDX成熟度レベル分けする際に、下表が成熟度レベルの基本的な考え方です。

この調査によると企業のDX成熟度が増しています。

「企業におけるDX進捗状況についての調査」:株式会社LegalForce

1,000名の会社員、会社役員、公務員を対象に、自社のDX進捗状況について調査した結果

DX化とどう向き合うべき

DX化を進めている会社は、どんどんDX化成熟していっていますが、逆にDX化を進めれていない会社はまだまだ多いようです。

その進まない理由の1つには将来の『経済的な課題と取り組むための知識や方法論が存在しない』からというのもあると思います。それに今現在DX化をしなくても困らなっていない。これが多くの会社がDX化に踏み切らない理由の本音なのかもしれない。

私が所属している或る業界団体の理事会においても、複数の役員から「DX化は、2025年頃からスタートしても良いのではないか」と発言されているぐらいです。

DX化は、今までのIT化とは違い、産業構造さえも変える可能性が多分に含んでいます。時間が経過すればする程、小企業にとっては苦しい状況に追い込まれることになると危惧しています。

様々な情報収集をする中で、どのようなイメージを想像できるかどうか。確かに将来どのように変化していくのか不透明である為「危機感」を感じない訳ではありません。ですが、逆に積極的に受け止めると、今まで出来なかったことができる「チャンス」が到来したとも言えます。このようにDX化と向き合うの方が、これからの正しい経営姿勢なのではないかと思う。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味を再確認

ここで改めてDXの定義を再確認してみましょう。 『「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、企業がAIやビッグデータなどのデジタル技術によって、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出すること』

単に古いシステムから脱却するだけでなく、自社の組織としての「資源・強み」を「機会・チャンス」を通して最大化することです。要は、真にDX化を実践している会社は、自社の強みを理解し抜く努力をし続け、その強みをどう活かせしたら成果を最大できるかを模索し実践しています。

DXで新しい市場開拓

DX化することで、既存の働き方、職業や業種が、そして産業構造自体も変る可能性があります。つまり、どこの会社にも新市場を開拓する可能性があるということです。あなたの会社が開拓した新市場は、あなたの会社の独断場です。新市場を開拓することができたなら、邪魔する会社が参入する前に、しっかり市場シェアを抑えることが急務となるでしょう。

DX化を様子見をしている会社もありますが、その姿勢は勘違いです。[DX化」は早い者勝ち勝負です!!是非、皆さんも一抜けのビジネスモデルを目指して行きましょう!!

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