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聴覚障害者を戦力として迎え入れるにあたって
「障がい者雇用」枠を検討する企業はあるものの、実際にどのような対応や配慮をすれば良いのかが分からないという話を聞きます。
ここでは聴覚障害をお持ちの方を戦力として迎える場合に、企業としてはどのような対応や配慮が出来るのかを考えてみたいと思います。
どのくらいの“聞こえ”ないのか
一言で聴覚障害といっても、人それぞれどのくらい聞こえないのかという程度は異なります。
程度や意思疎通の手段によって企業側に求められる配慮の仕方も変わって来るでしょう。
まずはお迎えする方がどの程度のハンディキャップをお持ちなのかをしっかりと把握する事が重要です。
会社に入るまでの配慮
採用や面接などの選考の際には、どうすればその方が全力で自己をアピール出来るのかという点と、企業側の伝えたい事がきちんと正確に伝えられるかという点を考慮します。
筆談が出来る電子メモパッドや、口語の補助となる手元用スピーカーがあればなお良いです。
それらが無い場合は、その代用品として紙と筆記具を用意したり、面接官が意識して口を大きく動かしはっきりと発音するなど工夫が必要でしょう。
その方にとっての障壁(バリア)を除く方法を考えて行くのが、バリアフリーへの近道だと思います。
会社に入ってからの配慮
業務上においては、障害の特性を理解した上でいかに丁寧に意思の疎通をとる事が出来るかが重要となってきます。
筆談やタブレットを用いた意思疎通は大切な手段のひとつです。
しかし聴覚に障害をお持ちの方の中には、健康な方が使用する言葉よりも語彙数が少ないという方もいます。
たとえば比喩表現や曖昧な表現が伝わらない事も考えられるのです。
ビジネスの世界では避けられる事もあるストレートな表現や、端的な表現が必要な場面もありますので留意しましょう。
聴覚からの情報量が少ないという事は、その分、コミュニケーションの総量が少なくなりがちだという点にも十分な配慮が必要です。
何かが不足していると感じると不安を抱いたり、情報がうまく得られなかった事で業務に支障を来たしてしまう可能性もあります。
十分にコミュニケーションはとれているのか、安心して働けるようこまめに確認しフォローしていくと良いでしょう。
「働きたい」という個々の思いを守るために
聴覚に障害をお持ちの方は、働く上で様々な不安に直面するかと思います。
会議などのスケジュールが口頭のみで伝わっていないか、自分だけ把握出来ていない事はないか。
同僚との集団(グループ)行動で歩調を合わせる事に大きなストレスを受ける方もいます。
一人ひとり悩むポイントは異なると思いますが、バリアを取り除いて最大限の能力を発揮出来る環境を整えていきましょう。
高い能力をお持ちの方が最高のパフォーマンスを発揮する事。
これは企業にとっても働く方にとっても、きっと幸せへと繋がる道なのではないでしょうか。
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