ハンディキャップがあるけれども働きたい。
そう思って一生懸命に就職活動をして、ご縁のあった会社。
出来る事なら長く働き続けたいものです。
厚生労働省職業安定局が「平成29年 障害者の就労状況等」によると、P21「障害者の定着状況について(障害種別)」にはある傾向が見られました。
就職して1年後の定着率は、知的障がい者や発達障がい者の方は7割ほど、精神障がい者の方は5割ほど、身体障がい者の方はは6割ほどとなっています。
目次
障がい者が仕事を辞めたい主な理由
当事者はどのような時に“辞めたい”と思うのでしょうか。
その大きな理由には以下のような事が挙げられます。
…職場の雰囲気や人間関係
…仕事内容が合わない
…疲れやすく体力意欲が続かなかった
…症状が悪化した
それでは、どうすれば仕事を続けて行けるのでしょうか。
辞めたい理由別に解決策を考えてみましょう。
職場の雰囲気や人間関係
職場の雰囲気が合わなかったり、人間関係の問題で辞めたいと感じてしまう。
これは障がいの有無に関わらず、社会に出た多くの方が経験をする悩みかもしれません。
この場合には落ち着いて原因を考える事も一つの手です。
その原因が同僚や上司にあるのか、それとも自分が原因なのか、もしくはその両方なのか。
そして障がいの特性によるものなのか、改善できるものなのか。
冷静にメモなどに書き出してみて、担当者に相談をする事で辛い思いが軽くなるかもしれません。
また以前にご紹介させて頂いた「ジョブコーチ」を活用されるのも良いのかもしれません。
仕事内容が合わない
まずは自分の得意な部分と苦手な部分を考えてみましょう。
具体的にどのような作業を苦手と感じてしまうのか、メモなどに書き出してみる事も大切です。
メモは具体的に詳細を記した方が良いでしょう。
他の人に物事を伝えるためには、なるべく細かく話をした方が伝わり易いからです。
このメモを元に、まずは直属の上司に相談してみましょう。
上司に相談をする事で改善できる部分が見つかった場合には、適した業務と出会える可能性も出てきます。
もしも上司に相談することが難しいと思った場合には、ハローワークなどを通じて「ジョブコーチ」を利用する事も一つの手です。
疲れやすく体力意欲が続かなかった
周囲の皆と同じように働きたいのに、身体がついて行かない。
そうなると、労働への意欲も激減してしまうでしょう。
その時には、会社に働きかけてみる事も大切かもしれません。
職種によっては勤務時間を調整してもらったり、休憩時間を工夫してもらう事も対策として考えられます。
出来る事なら続けたいという気持ちがある事を伝えた上で、会社の人と共に解決策を考えていくと良いかもしれません。
またこの場合も「ジョブコーチ」を利用されるのも良いのかもしれません。
症状が悪化した
たとえ自分の症状であっても、客観視する事は難しいものです。
以前と比べて明らかに調子が悪くなったり、仕事が上手く出来なくなったと指摘された場合には、自己判断をするのではなく主治医の先生に相談をしてみましょう。
先生の指示に従って、必要であれば休職等をして療養したり、薬の調整をする事もあるでしょう。就職してからの様子は主治医の先生も記録しているはずなので、その記録を振り返り、今の仕事へ適応出来ているかどうかを知る事も重要です。
最も怖い事は自分を犠牲にしてしまう事です
自分ひとりで抱え込まず、まずは“辛い時に辛い”と言える同僚や担当者に相談をしましょう。
また、「ジョブコーチ」をはじめ公的機関によるサポートがある事も覚えておきましょう。
工夫をしたけれど上手く行かなかった、としても決して自分を責めないでください。
工夫をしたけれど上手く行かなかった、としても決して自分を責めないでください。
無理をして健康を損なってしまえば、更に長い療養を余儀なくされてしまう事もあります。
主治医の先生ともしっかりと相談をした上で、皆さんにとって最も良い解決策を探す事が重要だと思います。
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