普段、あまり怒ることがない私ですが、とあるご夫婦からの御相談に何かフツフツと怒りを覚えてしまいました。
それは、このような話でした。
目次
自然と怒りが・・・・
先日、障害年金の受給のお手伝いをさせて頂いた御夫婦から新たにご相談をお受けしました。
それは【特別障害者手当】の件です。
ご自分で手続きをされたそうですが、不支給とのことでした。
提出された診断書を拝見させて頂いたら、確かに不支給判断されてもおかしく内容ではありました。
2つの障害をお持ちなのですが、双方因果関係が無い為、別ものと判断をされたようです。
制度上はそうであったとしても、何故か怒りがこみ上げて来ました。
まず
1、年金制度でも因果関係がないと別もの扱いすることになっていますが、【特別障害者手当】は総合評価をしても良いのではと思いました。理由としては、そもそも【重度障害者】の為の制度なので、総合評価したら【重度障害者】判断となれば支援をしても致し方ないと思います。
2、【重度障害者】御本人が役所に直接行けないことが多いので、そのご家族だから二度手間とらせて良い、制度運営の元となる法律が異なるから一元管理できない、とかそういう考え方事体が何ら正当がない、としか思えない。
・・・・今思うと、そのような感じて、或る意味、理不尽に感じました。
その感情をお客様へのアドバイスだけでは収まらず、自分が思ったことをとある政党へ『要望書』として提出しました。
下記の内容が、その内容です。
手続き簡素化の要望書
こんにちは。この度、実務的なことではあるかもしれませんが、福祉の一環として改善をお願いしたくFAXを送らせて頂きます。
依頼したい事柄・1
障害者の方々は、請求することで『障害者手帳』の発行をして貰っています。また、別手続きで、重度の障害者と認められた場合は『特別障害者手当』の支給を受けることができます。
上記の通り、2つ手続きをしなければなりません。
- これらの二つの制度の背景にはる法律関係が異なることは存じています。
これを2つの制度両方で求めている内容を満たす【診断書】書式に変更をして貰って、役所窓口も一つにして、1回の手続きで処理できるようにして頂けないでしょうか。
※診断書以外の添付書類は、基本統一する必要も無いと思います。窓口で両方に必要な添付書類を貰って、各部署へ割振りをすれば良いだけなのですから・・・
実現した場合のメリット
1、利用者側としては、手続きの簡素化、診断書作成代も軽減できます。
余 談
1、札幌市HPでの記載内容を改める必要があると思います。
あの記載内容だと、障害者手帳2級相当以上の方は審査対象だというのは解りますが、現状の対象者は、障害者手帳2級は2級でも、その中でも更に1級よりの方が対象になっているように思われます。対象者を具体的に記載してあげた方がより親切だと思います。
2、【重度障害者】の定義は、各法律で異なっているようにお見受けします。このような背景の中で、ご自身が特別障害者手当の利用者である【重度障害者】として正しく認識して貰えるかどうかについては、(ご本人だけでなく、ご家族に対しても)とても時には感情的になってしまうようなデリケートな問題を作ってしまっていると思います。
これはあくまでも国の縦割り組織の弊害の一つなのでしょうが、一つの国の法律なのだから、言葉の定義ぐらいは統一をして頂きたいと思います。
これは独り言ですが、重度障害者が利用されること前提の特別障害者手当なのに、手続き上は、そのような人が利用する上で配慮が欠けているように感じます。
依頼したい事柄・2
特別障害者手当を利用したいと考えて方々で、日常生活で特別障害者と同程度、又はそれ以上に不便を感じて生活をしていながら、この制度を利用できない方々がいます。
それは、複数の障害を抱えながらも、一つひとつだけでは特別障害者と認められない方がです。
国民年金・厚生年金保険等の障害年金も因果関係がなければ総合して判断することがありませんが、特別障害者手当だけは、(全てでなくても、一つ一つの障害の程度が、或る程度以上であると判断できる場合)複数障害を抱えている場合は、総合判断して貰えるようにして頂くことはできないでしょうか。
- 年金制度は、保険料を納めなければ利用もできない制度ですので、支給の枠組み自体はあっても良いと思いますが、特別障害者手当は保険料自体無い制度です。
今のままだと、日常生活を送りには同程度障害により支障があっても、一つ一つの障害の程度が異なるだけで、制度を利用できる人とできない人が発生することになります。私的には不平等なように感じます。
以上、2つが、私は依頼内容でした。
突然の依頼で不躾とは思いますがご尽力いただけないでしょうか。宜しくお願い致します。
まとめ
気づいた人が、率先して手をあげて世の中が良くなっていけるようにしないといけませんよね。
私も、その中の一人でありたいと思いました。
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