「障害者手帳」は、所持していることで、周りの方達に福祉への理解して貰える切っ掛けにもなったり、家庭に引きこもるのではなく社会活動等をしやすくもします。その他にも様々なサービスを受けられます。
「障害者手帳」を持つメリットを9つ紹介いたします。
目次
障害者手帳を所持することのメリット
1.保育・教育面の援助
世帯に「障害者手帳」を持つものがいると、保育料の軽減を受けられます。
また自治体にもよりますが、保護者が障害者手帳を所持していると認可幼稚園へ入りやすくなることがあります。
2.障害者雇用枠での就職
企業では、組織の種類や規模に応じて一定の割合で障害者を雇用しなければいけません。
「障害者手帳」がある人は、企業が障害者雇用枠で出している求人に応募するこができます。
3.就労支援
「障害者手帳」があると、就職する準備段階として就労移行支援事業所などで就職活動のサポートを受けることができます。
就職した際に役立つスキルなどを、これら施設で身に付けることができます。
4.税金の減免
「障害者手帳」を持つと等級により控除額が変わりますが所得税・住民税の納税額が軽減されます。年末調整や確定申告の際に【障害者控除】を利用できるようになります。これは被扶養者の場合でも扶養者がこの控除を受けることができます。
相続税や贈与税も軽減されます。
自動車税は障害者手帳1級で、自立支援利用の受給者の場合に軽減されます。
5.水道料金の減額
「障害者手帳」があると、自治体にもよりますが、水道料金・下水道料金は申請することで減額することができます。
6.医療費の割引・助成制度
持っている「障害者手帳」が「精神障害者保険福祉手帳」や「療育手帳」などの場合、外来への通院や投薬、訪問介護などの費用を一部支援する自立支援医療制度というものがあります。
7.交通費の割引
運営する企業や自治体によりますが、地下鉄やバスが無料や半額、又はタクシーやバスのチケット配布など受けられます。高速道路代も割引があります。
空港運賃が障害者割引で乗ることができます。
JRや新幹線は、所有している「障害者手帳」が「身体障害者手帳」や「療育手帳」の場合は割引があります。
8.通信費の割引
携帯電話料金(docomo、au、softbankなど)に「障害者手帳」所有者向けの各社割引プランがあります。
NHKの受診料が半額または全額免除になります。
9.その他の割引
自治体などにもよりますが、美術館や博物館の入場料が割引になります。無料になるケースもあります。
スポーツなどの公共施設での利用料が割引、もしくは無料になります。
「障害者手帳」を持つことで沢山のメリットを受けることができます。
割引や減額の割合は障害者手帳の等級にもよるため、詳しくはお住まいの自治体に確認されるとよいでしょう。
障害者手帳を所持することのデメリット
1,よく「障害者手帳」を所持すると、自分の周りや勤めている会社に「自分が障がい者だと解ってしまう」のではと危惧を抱く方もいます。確かにそのような不安を抱かれることはあるかと思います。ですが、自分が伝えない限りそのようなことは発生しません。
但し、年末調整のときに被扶養者が障がい者かどうかを申告することになっています。
もし仮に会社へ障害者と申告せずに、後日確定申告したとしても、住民税の特別控除額が訂正され会社が通知が行きます。その際にどのように会社へお伝えするかだと思います。
どのようにお伝えした方が良いか迷われたら是非お問合せ下さい。
2,それ以外では、「障害者手帳」をデメリットはほとんどないのではないでしょうか?
ま と め
上記メリットとデメリットを御考慮の上、「障害者手帳」を所持すべきかどうかをご検討下さい。
また、「障害者手帳」は「障害年金」と申請の仕方が変わります。
申請や手続きについてお悩み等ございましたら、経験豊富な社労士にお気軽にご相談下さい!
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