【古生物に学ぶ】環境変化に対応する力とは!?

今月、えりも町の「郷土資料館ほろいずみ」に行って来ました。

資料館に入って、直ぐに「何故日高山脈がここにできたのか?」という説明文があり、ふむふむと読んでいましたが思い出したことがあります。過去の地殻変動による生物の生存圏・生存環境の変化って、今のwithコロナ・AI時代と同じじゃないかっと。

1,古生物の進化から学べる?

詳しくは、以前にブログで書いたことがあるので、こちらをご覧ください。

(※ブログでは「鰓呼吸・ヒレ」→「肺呼吸・四足歩行」に進化したことをビジネスに捉えてみたことを書いてます。)

『進化』は、必要に迫られた一つの結果と捉えてみると・・・・そんな風に頭の中をぐるぐるを回転させながら、現在のビジネスでも何か応用できないかと考えてみました。

(1)「レッド・オーシャン」から『ブルー・オーシャン』への移行

海に生命が生まれて後、「弱肉強食の激しい海」となって、『淡水(川)』へ生存圏を移したものがいます。

それは「弱肉強食の激しい市場(レッド・オーシャン)」から『ニッチ市場・未開拓市場(ブルー・オーシャン)』への移行と捉えることはできないでしょうか。

ブルー・オーシャン戦略』では、既存の業界における一般的な機能の内から、何かを「減らす」「取り除く」、その上で特定の機能を「増やす」「新たに付け加える」ことで、企業と顧客の両方に対する価値の向上させることを考えますが、まさにそのようになっているように感じました。

(2)『進化』するという「強み」という資源を、「機会」に集中

人間以外の生物に、このような意図があった上で、そのように進化をすることは有り得ませんが、あくまでも結果論的には、次のように言えなくもありません。

進化(できるという強み:資源)をもって、機会の最大化(新しい生存圏・市場の開拓)に集中した』と。

そして、次元が異なる話になるかもしれませんが、かのエジソンは、電球を発明させました。

その後、彼は電力供給産業を作っていきます。

これは電球を開発することができたから、そうしたのではなく、最初から構想していた、ということです。

その為に、人的資源等をこのチャンス(機会)に集中させたのです。

※ これは『孫子の兵法』の軍装に通じる考え方です。

2,進化したパーツから考えてみる

(1)肺呼吸を身につけた⇒『マーケティング能力』

淡水に生存圏を移したとしても安心はできなかったようです。乾季になれば川の水が減ったりして、結局「鰓(エラ)呼吸」から「肺呼吸」へ進化することになりました。このことをどう捉えるか?

ここでも、進化という資源を機会の最大化へ集中したと言えるのではないでしょうか。

考察1:「レッド・オーシャン」の時と異なる『マーケティング技術』が必要となった。

未開拓の市場であれば、需要が表面に出ていない可能性がある為、市場に周知するところからスタートしないといけないかもしれません。当然、「レッド・オーシャン」ではこのようなことは必要がありません。

本当の成果を得れるのは、市場での「有能さ」を発揮することではなく、「市場でのリーダー的存在」になることだとすると、他社との競争になることを考えると、「ブルー・オーシャン」で必要とされる『マーケティング能力』を1日も早く身に着ける必要があります。

(2)鰭から足への進化スタート

『ニッチ市場』へ参入をしたからこそ、最初は思いもしないことに遭遇することは致し方ないかもしれません。また、「市場でのリーダー的存在」になれる程度の売上を支えられる程度に組織を持つことも要求されるかもしれません。

⇒ 考察2: 業務が円滑に遂行できる組織を持つこと。

陸上生活をするのには、『脊椎』も地上の重力に抗することができるように進化をしないと駄目みたいですね。本当に新分野へ進出するってことは、このように従前とは異なる点が複数あることを知っていないといけないのでは古生物の進化を学びながら思う今日この頃です。

最後に

こんな取り留めもないことを考えながら資料館を見ていました。面白いですよね。

またえりも町へ行く機会があったら是非行きたいと思います。

 

 

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