旭川障害年金相談センターの米田です。
障害年金のご相談を伺う中で、幼少期の家庭環境が、その後の人間関係、人との付き合い方に影響を与えているように感じることが多々あります。
今回、紹介する「障害年金」の請求事例は、幼少期に険悪な家庭環境に育ったMTさんのケースを紹介したいと思います。
目次
幼少期に自分の居場所がない家庭で育つ
MTさん御本人からご相談をお受けしました。
MTさんは、幼少期から両親がとても厳しく、家族同士の仲が悪いご家庭で育ちました。家族と過ごしていても、自分の居場所が無いと感じていました。
進学しても同級生とも馴染めなく、そのうち引きこもりがちになってしまい、幸せな家庭への憧れもあり、若いうちに付き合っていた男性と結婚しました。ですが家庭生活は困難でした。
難治性うつ病を発症
結婚生活も上手くいかない生活を送っている中で、人混みや電車の中で息苦しくなったり、不眠・抑うつ気分・意欲の低下も自覚するようなった矢先失神を引き起こしてしまいました。
その為、病院に通院することを決め、精神科を受診した。
下された診断名は「難治性うつ病」でした。
希死念慮が生じることも多く、抑うつ状態も重度のものと認められました。
障害年金の申請を
そのような背景の下、当センターに「障害年金」のご依頼を頂きました。
御本人様から直接お話を伺いことができましたので、数回に分けてヒアリングを行い、今までの経緯や日常生活状況を確認することができました。
作成した病歴・就労状況等申立書を病院側の診断書を作成する際の資料として提出し、病院に診断書の作成依頼をしました。
その後、無事に障害等級2級に該当することができました。
「障害認定基準」は?
うつ病を始めとする精神疾患の障害認定基準は、こちらです。
ご興味がある方は是非ご覧下さい。
幼少期における家庭が与える影響
とあるメンタルケア心理士のコラムニストさんの記事に、このような内容がありました。
うつ病にかかった人の幼少期を調べてみると…
うつ病などの精神疾患は、遺伝が関係しているケースもありますが、子ども時代の過ごし方、主に親の養育態度が大きく関係していることがわかっています。
うつ病にかかった人の養育歴を追跡調査した結果、子どもの頃に以下のような経験をしている人が多いことが明らかになりました。
・母親の養育態度の異常
・転居
・両親の別居や離婚
・11歳以前に両親のいずれかと別離
・教師から問題児と評価
・内気な子ども
子供への責任も当然ありますが、強いては社会全体にもつながることと考えると、家庭の重大さを改めて思い知らされた感があります。
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