障害年金受給後の社会復帰、気をつけることは?

仕事の選択肢を増やす障害年金。社会復帰は「スモールステップ」で。

 

「本当にまた働ける?」「新しい仕事は見つかる?」など

発達障害を理由に一度退職をすると色んな不安が頭をよぎりますよね。

 

そろそろ働けるかもと思っても焦りは禁物。

社会復帰を目指すならやはりスモールステップが理想です。

 

状態が良くなくても、生活費を稼ぐためにフルタイムで復帰したいと考える人もいるかもしれませんが、

障害年金を受給できていれば、働き方の選択肢の幅が広がります。

 

例えば月に15万円の生活費が必要な人がいたとします。

もし障害年金で5万円ほど受給できれば、10万円分働けば足りることになります。

この金額であれば、フルタイムではなく時間や出勤日を減らした働き方も可能となりますね。

 

これこそが障害年金を受けるメリットです。

 

また、仕事を始めたら、障害年金はもらえなくなるのでは?と心配になりますがご安心を。

 

「仕事を始める」=「不支給」ではありません。

 

さらには障害年金を受給していることが就職に不利になることは原則ありません。

 

一度支給することが決まった障害年金は次の更新年月が来るまではそのままなので、

体調と相談しながらまずは限定的に働いてみるのも良いかもしれません。

 

 

無理なく続けられる働き方とは?

一般企業での就労を目指すなら就労移行支援事業所を利用するのも一つの方法です。

 

就労移行支援事業所とは、障害のある方の一般企業への就職をサポートする福祉サービスで、

学校のように通う通所型の施設の事を言います。

 

支援内容は主に、職業訓練・職場探し・職場定着支援です。

 

利用期間は原則2年までなので、その間は障害年金をもらいつつ必要なスキルを学ぶのも良いですね。

 

そして、一般企業への就職が不安な方や困難な方は、就労継続支援A型・B型などを利用も視野に入れてみましょう。

 

いずれにしても、しっかり準備期間を設けて、

特性に合った配慮を受けられる場所を見つけることが長く安定的に働けるポイントになりそうです。

 

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