DXを推進し、生産性を上げようという声が広がっていますが、その本当の意味を理解できていますか?そもそもDXを進めるとなぜ生産性が上がるのか。そしてこれからの社会を生き抜くためには、現状維持ではいけない理由をお答えします。DX化にいまいち踏み込んでいない方は、参考にしてください。
目次
そもそも生産性とは
生産性とは、生産物と投入資源の割合です。生産性を向上させるとは、効率よく成果を高めることをいいます。より多くの生産物を生み出すか、より少ない投入資源で生産できると、生産性が向上したといえるでしょう。
生産性の向上は、よく業務効率化そのものと勘違いされますが、それは違います。業務効率化は現状あるムダを削減することで、業務効率化の結果に生産性の向上があります。
DXと生産性の関係
生産性を向上させるためのステップは、ほとんどがDXの推進によって対応できます。ここで生産性を向上させる方法を見てみましょう。
- 課題を把握
- 業務を標準化する
- 情報共有の体制づくり
- ITツールの導入
DX化とはこの中で、ITツールの導入をイメージする方もいるかもしれませんがそれは違います。DXはデジタルで変革をおこすことをさすため、たとえば上に挙げた他の項目もDXの一部といえます。業務を標準化したり、情報共有ができる環境を整える際に、デジタルを活用します。このようにDXと生産性の向上は、綿密な関係があるのです。
現状維持は危険
現状、特に困っていることがないため、DXの導入に踏み込んでいない方は要注意。現代社会において現状維持は、危険です。DXを実現できなければ2025年以降に日本経済は、最大で年間12兆円の経済損失が生じる恐れがあるとも言われています。その理由はさまざまですが、具体的には下記のような事態が懸念されています。
- 情報吸収スピードが遅くなり、柔軟かつ迅速な経営判断ができないため、デジタル競争の敗者になる
- 既存システムの維持管理費が高額化していき、長期的に負債を抱え込む
- 時代遅れのシステムによって、サイバーセキュリティ、災害、データ喪失等のリスクが高まる
現在は良くても、企業は絶えず進化し、DX化を進めなければ、今後は大きな問題になっていくことがわかります。
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