本日、札幌障害年金相談センターに寄せられたお問合せをご相談を紹介します。
目次
お問合せ内容
今年の3月に「国民年金・厚生年金保険年金証書」を受け取ることができ一安心をしていたのですが、「国民年金・厚生年金保険 年金額改定通知書」で今年4月から全額支給停止となり「合計年金額(年額)」欄には0円となったものが届きました。
これはどのようなことなのでしょうか。
何か対応が必要なことがあれば教えて下さい。
回 答
まずお手元にある書類を拝見させ頂きましたが、まず「国民年金・厚生年金保険年金証書」と「国民年金・厚生年金保険 年金額改定通知書」に記載がある「年金コード」をご確認下さい。
「年金コード」とは?
「年金コード」とは、老齢年金、遺族年金、障害年金などに振られているコードです。
1,「年金コード 1150」 → 老齢基礎・老齢厚生年金、特別支給の老齢厚生年金、老齢基礎年金(老齢基礎年金のみ)
2,「年金コード 1350」 → 障害基礎・障害厚生年金
3,「年金コード 1450」 → 遺族基礎・遺族厚生年金
4,「年金コード 2650」 → 障害基礎年金(障害福祉年金決定替分)
5,「年金コード 5350」 → 障害基礎年金(障害基礎年金のみ)
6,「年金コード 5950」 → 寡婦年金
7,「年金コード 6350」 → 障害記念金(20歳前初診)
8,「年金コード 6450」 → 遺族基礎年金(遺族基礎年金のみ)
9,「年金コード 1170」 → 退職共済年金
10,「年金コード 1370」 → 障害共済年金
11,「年金コード 1370」 → 遺族共済年金
このような感じで、各年金に「年金コード」が振られています。
各書類の「年金コード」を確認
まず「国民年金・厚生年金保険 年金額改定通知書」に記載されている「年金コード」は「1350」と記載があるので、「障害基礎・障害厚生年金」であることが解ります。
では、次に今年3月に日本年金機構から送って来た「国民年金・厚生年金保険年金証書」の「年金コード」を確認して下さい。
「1351」?
・・・・・「1351」が、表にはありませんが・・・これは何を意味しているのですか?
「障害年金」に二つの「年金コード」?
先ほど提示した「年金コード」の表には、確かに「1351」はありませんが、「国民年金・厚生年金保険年金証書」を見ると、間違いなく「障害年金」に関するものです。
では、これは何を意味しているのか?
これは至極単純な話です。
既に別の「障害年金」が発生しており「年金コード」で「1350」が降られていた。
その後に別の傷病で「障害年金」の請求がされ、無事支給決定を受けたので「年金コード」として「1351」が振られたということです。
ですので、また別の傷病で「障害年金」を請求して支給決定を受けると「年金コード」は「1352」が振られることになります。
支給停止された理由
新たに「年金コード1351」の「障害年金」の支給決定を受けたので、選択届により年金額が大きい方を受け取ることになっていたので、年金が低い「年金コード1350」の障害年金が全額支給停止になりますよ、という「国民年金・厚生年金保険 年金額改定通知書」が送られて来た訳です。
ま と め
一瞬、このお問合せを頂いたとき、選択届で「老齢年金」を受け取れるようになって、「障害年金」よりも年金額が大きかったので、「障害年金」が全額支給停止になったのかなって思いました。
実際は、別の「障害年金」の受給権をお持ちだったのですが。
「障害年金」等の年金は、生活に直結するものです。何か御不明な点がありましたら遠慮なくお問合せ下さい。
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