徐々にテレワークも珍しくなくなって来ましたね。
社内でも直接同僚を接触する回数も減って来たと先日ご来所頂いた方が仰っていましたが、同僚とだけでなく、お客様との直接対面する回数もめっきり減った感があります。
そのことは何かしら契約をする際も同様で、「書面の契約書」のやり取りではなく、「電子契約」で締結する機会がかなり増えて来たように思いますが、皆さんはどう思われますか。
目次
もう「電子契約」を体験されましたか?
「電子契約」を締結するまでは、何か面倒臭いのではと考えていましたが、実際はそんなことなかったです(笑)
一度体験すると、こんな感じですが、体験されていないと以前の私のように感じていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
そこで「電子契約」を紹介したいと思います。
「電子契約」とは?
「電子契約」とは、ネット上の文書に「電子署名」することで締結する契約行為のことです。
具体的には、書面の代わりに画面上で契約内容を確認。そして、画面上に指やペン等で署名をする、ことで契約締結となります。
一違いの1つとして、「収入印紙」を貼る必要がないってことでしょうか。
そして、気になるのが「電子契約」の証拠力です。
「電子契約」の証拠力
既存の「書面の契約」の証拠力を担保するのに、①契約当事者双方の「押印」、②「印鑑証明書」の添付、③改竄防止の為「契印・割印」などがありました。
「電子契約」では、一定条件の下、下記のように①~③は代わり、書面の契約と同様の効力が認められるようになっています。
①「押 印」 → 「電子署名」
②「印鑑証明書」 → 「電子証明書」
③「契印・割印」 → 「タイムスタンプ」
「電子契約システム・サービス」は、様々なものがありますが、ほぼ全てが上記機能があります。
ただし、「電子証明書」について、事業者側の「電子証明書」はあるけど、契約締結側の当事者の「電子証明書」には対応していないシステムもあります。
「電子契約」のメリット
「書面の契約」に比べて、「電子契約」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットとして考えられるものは、下記の通りです。
1,「印紙税の不要」
2,「事務労力・経費の削減」
3,「契約締結に至るまでのリードタイムが短縮」
4,「保管・管理の容易・効率化」
5,「リモートワーク対応が容易」
6,「契約更新の確認漏れ防止」
「電子契約」締結後のデメリット
「電子契約」締結後の最大のデメリットとしては、「契約データ」の削除が容易ということではないでしょうか。
「削除」をクリックして、「契約データ」は無くなってしまいます。
それが自分の意思なのか、他人の意思なのかという問題もありますが、特定の「契約データ」を消そうとする意志がなくても「ウイルス」によって「契約データ」が削除される場合もあります。
よって、「電子契約」を始めとする電子データを多用する場合は、「セキュリティ」関係をしっかり構築し、メンテナンスを継続的に実施していく必要があります。
ま と め
「2025年の崖」として「DX化」が要求される昨今ですが、「DX化」を推進できるツールを導入したからと言って、必ずしも生産性が向上する訳ではありません。
「生産性向上」の原点は、自社で「電子契約」への対応をするよりも、優先されるべきことが他にあるかどうか等、限られた人手を最大活用する工夫の中にあることを忘れないで下さい。
そのことを踏まえて、「電子契約」できるシステムを導入すべきかどうかを是非ご検討下さい。
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