旭川障害年金相談センターの米田です。
「障害年金」を請求する場合、「初診日」はとても重要な要素です。ところが「初診日」にかかわる病院が廃院している場合、どうしたら良いのでしょうか。
そのような相談を、当センターにお寄せ頂くことがとても多いです。今回はその中の一例を紹介したいと思います。
目次
不遇な学生時代、そして幻覚、幻聴を
MGさんは幼少期から内気で大人しい性格でイジメにも有った。高校生の頃より、めまいや幻視が見られ、自宅に引きこもりがちだったが、専門学校に進学し、介護職に就きました。しかし、人間関係や仕事の悩み、怪我から退職して、その後、幻覚や幻聴を見たり聴いたりするようになりました。
家族が精神科に連れて行ったところ「統合失調症」と診断されました。治療を継続しましたが、病識が無く、薬を服用しなかったり捨てたりと悪化し、入院を繰り返しました。
そのため、御本人とご家族が相談して「障害年金」を請求しようとしたのですが、「初診日」にかかわる病院が廃院していた為、どのように手続きを進めて良いか解らず、当事務所が障害年金申請の依頼を受けました。
「初診日」にかかわる病院が廃院
先程述べた通り、「初診日」にかかわる病院である小児科が廃院しており、受診状況等証明書が取れない状況でした。ところが、実父が医薬品の営業をしていた方で、当時の初診日にかかわる病院にも薬を販売していたことがあると教えて頂きました。その主治医が廃院した後、別の病院に勤務している事を調べあげ、ご協力して頂けるように依頼をしました。
当然、記憶の範囲内でのご協力でしたが、気持ちよく応じて頂くことができました。結果、問題なく「障害基礎年金」2級に決定することができました。
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