【孫子の兵法vsドラッカー】「事業とは何か?」を改めて必要性を確認

知人と【孫子の兵法】の読書会を行っています。

【孫子の兵法】の「戦わずに勝つ」等を読むにつれて、【ドラッカー】の「事業は何か?」というフレーズが何度も出て来るので、「事業は何か?」を改めて再確認をすることにしました。

 1、事業は何か?

何故、自社の事業の定義が必要なのか?

私の場合、ただ単に社労士業を営んでいます、では範囲が広く、中途半端な気がします。

「否!そんなことない!それで充分だ!」という考えもあり、そのスタンスで継続されることもありだと思います。

それもありだとは思いますが、私の意見としては、やはり「選択と集中」を考えたときには、もっと異なる表現が必要だと思います。

例)昔、「蚊帳」がどこの家にあった頃、「蚊帳」を販売していたM社がありました。

でも時代に変化ともに「蚊帳」がどんどん売れなくなって来ました。

他社は「蚊帳」のデザインを刷新するなど、「蚊帳」の売上に執着した結果なくなりました。

片や、M社は「我が社の事業は何か?」に対する答えを導き出し現在にも存続しています。

M社は自社の事業は「お客さまに最高の睡眠をお届けする事業」と定義して、蚊帳にこだわらずに事業展開。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このM社とは「マルハチ」(丸八真綿)のことです。

私も「マルハチ」に見習って事業の定義を定めていきたいと思います。

※下記に「事業とは」についての「参考資料」として、要約文がありますので参考にしてみて下さい。

2、針鼠の概念

御馴染みの「ビジョナリーカンパニー飛躍の法則」で出て来る『針鼠の概念』も、表現を変えただけで同様のことを言っていると思います。

 

「情熱をもてるもの」「世界一になれるもの」「経済的原動力」の三つの円が重なる箇所に選択と集中をする、というのが『針鼠の概念』でした。

会社規模が小さければ小さい程、この3つの円は経営者自身の「価値観」「強み」「仕事の仕方」と捉えてみると、より具体的になるかもしれませんね。

《関連記事》

飛躍の法則~針鼠の概念~

【針鼠の概念】

適切な人材こそ人財 ビジョナリー・カンパニー②からの学び

3、読書会「事業は何か」

下記が読書会の動画です。随所に「事業は何か」が続出。

上記1、2を踏まえた上で、下記の動画を見て頂けると、より一層ご理解頂けると思います。

 

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《参考資料》

「マネジメント」抜粋をしました。ご参考にして下さい。

あらゆる組織において、共通のものの見方、理解、方向付け、努力を実現するには、「われわれの事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠である。

(中略)

「われわれの事業は何か」との問いは、ほとんどの場合、答えることが難しい問題である。わかりきった答えが正しいことはほんどない。

(中略)

企業の目的としての事業が十分に検討されていないことが、企業の挫折や失敗の最大の原因である。逆に、成功を収めている企業の成功は、「われわれの事業は何か」を問い、その問いに対する答えを考え、明確にすることによってもたらされている。

 企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である。顧客によって事業は定義される。(中略)顧客が財やサービスを購入することにより満足させようとする欲求によって定義される。顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、企業の外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。

顧客にとっての関心は、問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、もっとも重要な問いである。(中略)

もちろん、消費者すなわち財やサービスの最終利用者は顧客である。だが、消費者だけが顧客ではない。顧客は常に一種類ではない。顧客によって、期待や価値観は異なる。買うものも異なる。

(中略)

「われわれの事業は何か」を真剣に問うべきは、むしろ成功しているときである。成功は常に、その成功をもたらした行動を陳腐化する。新しい現実をつくりだす。新しい問題をつくりだす。

(中略)

「われわれの事業は何になるか。われわれの事業のもつ性格、使命、目的は影響を与えるおそれのある環境の変化は認められるか」「それらの予測を、事業についてのわれわれの定義、すなわち事業の目的、戦略、仕事のなかに、現時点でいかに組み込むか」を考えなければならない。

(中略)

消費者の欲求のうち、「今日の財やサービスで満たされていない欲求は何か」を問わなければならない。この問いを発し、かつ正しく答える能力を持つことが、波に乗るだけの企業と成長企業との差になる。波に乗っているだけの企業は、波とともに衰退する。

「われわれの事業は何になるか」との問いは、予測される変化に適応するための問いである。その狙いは、現在の事業を修正し、延長し、発展させることである。

しかし、「われわれの事業は何であるべきか」との問いも必要である。現在の事業をまったく別の事業に変えることによって、新しい機会を開拓し、創造することができるかもしれない。この問いを発しない企業は、重大な機会を逃す。

「われわれの事業は何であるべきか」との問いに答えるうえで考慮すべき要因は、社会、経済、市場の変化であり、イノベーションである。自らによるイノベーションと他者によるイノベーションである。

新しい事業の開始の決定と同じように重要なこととして、企業の使命に合わなくなり、顧客に満足を与えなくなり、業績に貢献しなくなったものの体系的な廃棄がある。

「われわれの事業は何か。何になるか、何であるべきか」を決定するうえで不可欠のステップとなるものが、既存の製品、サービス、工程、市場、最終用途、流通チャンネルの分析である。

「それらのものは、今日も有効か、明日も有効か」「今日顧客に価値を与えているか、明日も顧客に価値を与えるか」「今日の人口、市場、技術、経済の実態に合っているか。合っていないならば、いかにして廃棄するか、あるいは少なくとも、いかにしてそれらに資源や努力を投ずることを中止するか」

この問いを体系的かつ真剣に問わないかぎり、またこれらの問いに対する答えに従って行動しないかぎり、「われわれの事業は何か。何になるか。何であるべきか」との問いに対して最善の定義を下したとしても、単に立派な手続きを経たにすぎない。

(中略)

事業を定義することは難しい。苦痛は大きく、リスクも大きい。しかし事業の定義あって初めて、目標を認定し、戦略を発展させ、資源を集中し、活動を開始することができる。業績をあげるべくマネジメントできるようになる。

(「マネジメント」P.F.ドラッカー著。「事業は何か」より) 

 

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