自立した組織に代わるものは、全体主義による独裁しかない。

自立した組織に代わるものは、全体主義による独裁しかない。

組織が自立性を失うならば、個人はありえず、自己実現を可能とする社会もありえない。

自立性を許さない全体主義が押し付けられる。

自由どころか民主主義も不可能となり、スターリン主義だけとなる。

自立した組織に代わるものは、全体主義による独裁である。

(中略)

組織が責任をもって成果をあげることだけが、自由と尊厳への道である。

成果をあげる責任あるマネジメントだけが圧制を防ぎ、かつ圧制に代わるものとなる。

(「マネジメントー課題・責任・実践」より)



■ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践

■ドラッカー名著集13 マネジメント[中]―課題、責任、実践

■ドラッカー名著集15 マネジメント[下]―課題、責任、実践