トップマネジメント以外は全てアウトソーシングできる

ネクスト・ソサエティでは、トップマネジメントがそのまま企業となる。

トップマネジメントの責任は、方向付け、計画、戦略、価値、原則、構造、関係、提携、合弁、研究、開発、設計、イノベーションにおよぶ。

組織としての個の確立には価値観が必要となる。

ネクスト・ソサエティにおけるトップマネジメントの最大の仕事が、組織としての個の確立である。

第二次世界大戦後の半世紀間、企業はその経済的側面、すなわち富と雇用の創出において成功を収めてきた。

しかし、ネクスト・ソサエティにおける企業の最大の課題は、社会的な正統性の確立、すなわち価値、使命、ビジョンの確立である。

他の機能はすべてアウトソーシングできる。

(「ネクスト・ソサエティ」より)