古いもの、報われないものを意図的かつ計画的に廃棄することは、新しいもの、極めて有望なものを追求するための前提である。

廃棄することに機会を見いだすということは、奇異に聞こえるかもしれない。

しかし、古いもの、報われないものを意図的かつ計画的に廃棄することは、新しいもの、極めて有望なものを追求するための前提である。

まさに廃棄は、資源を解放し、古いものに代わるべき新しいものの探求を刺激するがゆえに、イノベーションの鍵である。

推進すべき優先的領域と廃棄すべき優先的領域とは、相互補完の関係にあり、同じように優先度をもつ。

(創造する経営者、P.F.ドラッカー)