機会の最大化とは、理想企業の実現と、その最大の成果の迅速な実現に向け、大きな一歩を踏み出すことである。

機会の最大化とは、理想企業の実現と、その最大の成果の迅速な実現に向け、大きな一歩を踏み出すことである。

現在の事業についての分析結果を基礎として理想企業を設計するにあたっては、あらゆる製品、市場、流通チャネル、コストセンター、活動、努力を三つの類型に分けなければならない。

(1)異常なほど大きな成果の機会が存在するために、推進すべき優先的領域。

(2)何もしないこと、すなわちただちに意図的に廃棄することに機会を見いだすべき廃棄の優先的領域。

(3)推進も意図的な廃棄も、さしたる成果をもたらさないという製品、市場、知識にかかわる膨大な領域。

(創造する経営者、P.F.ドラッカー)