資源の最大利用というアプローチにおいては、最も重要な原則は、資源ならざるもの、すなわち凡庸なるものに機会を任せてはならないということである。
そもそも凡庸なものには、機会を利用することはできない。
しかも機会にはリスクがつきものである。
凡庸なものに機会を任せるよりは、害をもたらさないように、貴族として扶養した方が安上がりである。
これらの例において、重要なことは、GMやエジソンやロスチャイルド家が、強力かつ偉大な存在になったということではない。
ほとんど無から出発していたということが、重要なのである。
(創造する経営者、P.F.ドラッカー)