利益とは、意味ある分野において、独自の貢献、あるいは少なくとも差別化された貢献を行うことによって得られる報酬である。
そして、何が意味ある分野であるかは、市場と顧客が決定する。
すなわち利益は、市場が価値あるものとし、進んで代価を払うものを供給することによってのみ得ることができる。
そして、価値あるものとは、『リーダー的な地位』によってのみ実現される。
唯一の例外は、一角獣のごとき珍奇な存在たる純粋独占によって得られる利益である。
(「創造する経営者」P・F・ドラッカー著より)《関連記事》