「未来志向」:ストレングス・ファインダー34の強み

【未来志向】:戦略的思考力の資質

「未来志向」が上位の人は、「未来・将来」のことを気づかない内に考えています。

「将来はこうなるじゃやないかな」と、ポジティブなイメージを抱いて、ワクワクしています。そのことでモチベーションを湧かしている。その為、自身の大切な価値観を「未来・将来」のイメージの中に反映されています。

「未来志向」の真逆な資質でもある「原点思考」が上位にない場合、「過去」についてこだわり少ない。

「未来・将来」は、これからの努力で作り上げていくことができると考えており、その努力の成果によっては無限の可能性があると信じている。

※「過去」や「今」がどんなに惨めな状態であったとしても、「未来・将来」は輝かしいものにしていけると考えています。

具体的にどのような「未来・将来」へのイメージを描くのかは他の資質による影響によって異なるでしょう。

●「未来志向」+「ポジティブ」なら、楽しさ、ワクワク感で一杯なイメージになるでしょう。

●「未来志向」+「着想」なら、“面白さ”が加味され、「今」との連続性の先に「未来・将来」を思い描くのではなく、何の制約もない。

●「未来志向」+「調和性」なら、目の前の物事を現実的に捉え、実現可能な「未来・将来」を思い描くと思います。

●「未来志向」+「成長促進」なら、周りの人達が成長した姿を思い描いているかもしれません。

●「未来志向」+「最上志向」なら、常に現状に満足せず、「未来・将来」の為に改善に意識が向いている。

「未来志向」の特徴

「未来志向」の資質は、「過去」を振り返りません。「今」を味合わないで、「未来・将来」に意識が向いています。

その結果、場合によっては「反省・振り返り」が足りないと自他ともに考えることがあるかもしれません。

「今やらないといけないこと」にはどうしてもモチベーションがあがりません。「未来・将来」に意識が向いているからです。とは言え、「今やらなければならないこと」をなおざりにする訳にはいきません。他人に任せるか、自分でやるのであれば「未来・将来」に絡めて理由付けする等工夫が必要です。

但し、「未来・将来」に意識が向いている中で、種々の施策を考えていくことが、強みを発揮させる一つの方法だとすると、「過去」「今」を振返りさせ反省を促すことは、この人にとっては価値がないかもしれません。ですから、「未来志向」が上位の方が、経営者等であれば、「過去」「今」をこなしてくれる、振り返りをしてくれるスタッフで身の回りを固めることをお勧めします。

強みで言えば、例えば「慎重さ」上位の人をスタッフや仲間に置く。この人の力を借りるのも一つの工夫だと思う。

「慎重さ」の強みがある人は、しっかりと段取りを組んでから物事に着手するので、「未来志向」が上位の人とバランスが取れるかもしません。

「未来志向」の資質の人は、工程・プロセスを考えない。

「未来志向」の資質の人は、描く「未来・将来」はあくまで「結果」です。

実行力の資質が、上位にない場合、言葉だけとなってしまう可能性もあり、現実を実際に変えようとする人とはすれ違ってしまうことも有り得ます。

「未来・将来」と言っても、人それぞれ同じようなタイミングを思い描いているとは限らないことを、頭の片隅に置きながら人と語り合うことが大切だと思う。