ある時点において、投入に対する産出の増分は、急激に減り始める。
投入の増分一単位からは、直前の投入増分による産出増の半分以下の産出増しか得られなくなる。
そこまで達すれば、投入の増分は生産的ではなくなる。見返りは急速に減少してしまう。
したがって、そこまで達したら、投入を増やしてはならない。
しかし本当は、投入の増分から得る産出の増分が減少し始めた時点において、ただちに投入の増加をやめるべきである。
製品のライフサイクルでは、その時点が、今日の主力製品になったところである。そこが最適点である。
(創造する経営者、P.F.ドラッカー)