【シェーグレン症候群】合併症も有り得る!?病状把握で適切な職場環境作りを!

【シェーグレン症候群】とは

シェーグレン症候群】は、「膠原病(こうげんびょう)」と呼ばれる病気のひとつで、自分の正常な細胞を自分自身で攻撃してしまう病気です。

人体は「腺」と呼ばれる部分から水分を出して、うるおいを保っています。
この病気では特に「涙腺」と「唾液腺」を破壊してしまうことが多く、それに伴って涙が出にくく、目が乾燥する(ドライアイ)症状が見られます。

通常のドライアイとは異なり非常に「重度のドライアイ」となりますので、対処方法も異なってきます。
また唾液も分泌しづらく、口が極度の乾燥状態となってしまう方も多くいます。

これら二つの腺だけではなく、全身のいろいろな細胞が破壊されてしまう方もおり、個人によってその症状や程度もさまざまです。
他の膠原病(「関節リウマチ」や「全身性エリテマトーデス」など)と合併して症状が出るケースもありますので、しっかりと病状を把握することが重要となります。

配慮が必要な症状など

眼の障害としての「シェーグレン症候群」では、極度のドライアイが重要な症状となります。
パソコンを使用する作業では、一般の方と比べて非常に疲れやすく、まぶしさを強く感じる方もいます。

通常よりも多く休憩をとる配慮などが考えられます。

涙の量が少ないことから、ホコリやチリ、小さいゴミなどに対しても強く痛みを感じることがあります。
屋外作業や換気の状態がよくない密室での作業には配慮が必要となるでしょう。

モイスチャー・エイド(ドライアイ眼鏡)」という保護具を使用することもあります。


個人の症状や治療状況によっても使用するかどうかは異なってきます。

「シェーグレン症候群」では眼の乾燥だけではなく、口の乾燥も伴って悩まれている方が多くおられます。
口の乾燥も程度によっては日常生活に支障をきたすことがあります。
たとえば乾燥によって長い間話し続けることが難しい方もいますので、テレアポのような電話応対や受付対応などに適さない場合があるかもしれません。

他にも唾液の分泌を促進するために、キャンディやガムなどを常用する必要がある方もいます。
勤務中に嗜好品を使用すると考えるとのではなく、あくまで病気の治療のために必要な対応策のひとつであることを認識しましょう。

仕事をする上で本人が気を付けておくこと

仕事を探す場合には、ご自身の涙と目の状態をしっかりと把握しておき、屋外作業やPC作業、製造ラインなど、どのような業務であれば適正が高いのかを考える必要があります。

PCを使用する作業の場合には、主治医や産業医と相談の上、どの程度、どれくらいの頻度で休憩をとればよいかの話し合いが重要です。

口の乾燥に対してキャンディなどを用いて対策が必要な場合、業務中に飲食が絶対にできない職種もあることを覚えておきましょう。
たとえば食品加工や接客業では難しい側面も考えられます。

治療に必要なことではありますが、職場によっては合理的配慮の適切な範囲を超えてしまう可能性もあります。
その点はしっかりとご自身で判断をして、無用なトラブルを避けて適した仕事に就けるよう願います。

もしも治療で免疫抑制を行っている場合には、免疫力が下がっている状態ともいえます。
風邪を引きやすかったり、感染が悪化しやすかったりすることもあります。
体調不良を感じた場合にはそのことを上司に伝えて、療養が必要なときには無理をしないようにしましょう。

体調の自己管理も大切な病気治療のひとつといえます。

生活支援の上で障害年金の重要性

実際に『ベーチェット病』を患った方が職場で勤務すると、それ以前とは明らかに生産性が落ちる働き方と成らざるを得ない場合がありそうです。だからといって、今まで通りの仕事で成果をあげようとすると、症状悪化やその他原因によって更に成果をあげづらくなることも少なくありません。

無理は継続し続けることが困難です。無理のない、継続できる勤務の仕方が望ましいと考えるべきです。

勿論、そうなると「賃金の低下」は望まれなくてもついて回る話です。

そのことは生活への不安となるでしょうが、国の『障害年金』制度を活用することを考えてみてはいかがでしょうか。

働いていると障害年金は受給できないのか?

 

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