「孫子の兵法」九変篇④

『是の故に、智者の慮(考え)は、必ず利害を雑う。利に雑うれば、而(すなわ)ち務は信なる可し。害に雑うれば、而ち患(わずら)いは解く可し。』(「孫子の兵法 九変篇」)

この故に、智者の考えは、必ず利と害の両方を考えている。利益になるだろう事柄に、損害になり得ることをことを踏まえて熟慮することで目標を達成することができる。損害になり得ることに、利益になり得る事柄をも踏まえて考えることで、苦労・心配はなくなる。



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「孫子の兵法」

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二篇 : 作戦篇

三篇 : 謀攻篇

《軍の態勢づくりについて》

四篇 : 形篇

五篇 : 勢篇

六篇 : 虚実篇

《軍の運用方法について》

七篇 : 軍争篇

八篇 : 九変篇

九篇 : 行軍篇

 

十篇 : 地形篇

十一篇 : 九地篇

《特殊な戦い方について》

十二篇 : 用間篇

十三篇 : 火攻篇