現代ビジネスにおける「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」とは?

「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」を現代ビジネス上で実現するにはどうしたら良いのでしょうか。

現代ビジネスにおいて、そもそも「降伏」とはどのような状態のことなのかを私なりに考えてみました。

1,M&A

まず最初に思い浮かんだのが「M&A」です。

「M&A」によって、今までは異なる業種、業界に事業展開することができることもあるでしょう。

2,FC(フランチャイズ)への加盟

「FCは違うよ」という意見もあるかもしれませんが、FC本店の事業拡大という意味では、「降伏」の1つの形態と考えて良いのではないでしょうか。



3,優位性のある提携関係

これは「降伏」とは全然ニュアンスが異なり、或る意味「自社の意向に沿って貰える関係」であれば含めて考えても良いのではないかと考えます。

例えとして、A社とB社の2社間のみの提携関係であったとしても、同じ業界で、同じ力関係の会社と提携関係がそもそもは稀ではないでしょうか。

仮に同じ力関係であったとしても、抱えている問題も同じということは無いはずです。

双方で補完し合えるものがあるから、そこにシナジー効果を期待できるから、それがあるからこそ「提携をしませんか」となるはずですよ。

また、ここでいう「優位性」については、力関係的に片方が、もう片方に対して力関係的に差があるので「優位性」がある場合もあるでしょう。

ですが、ある方面においてはA社が「優位」で、異なる面ではB社が「優位」な場合もあります。

「優位性」とは、「主導的」と表現しても良いかもしれません。

まとめ

ドラッカーは「集中には過度の専門化という危険が伴う」とも言っています。

直接、市場を攻めて拡大する他に、上記のような手法を用いて組織として成長発展していくことも大事な視点だと改めて考えさせられました。