「アレンジ」(Arranger):実行力の資質
「アレンジ」は、「実行力の資質」。
「実行力の資質」は、無意識に成果を出すことを大切にしています。
他の実行力の資質同士の違いは、その成果の出し方や方向性にあります。
1,「アレンジ」の場合は、“効率化”が一つのキーワード。
何事も、効率的に成果を出すということを大事にしています。
言い換えると“非効率”が嫌いです。
そのためどういう振る舞いになりやすいかと言えば、まずは何をやるにしても事前の段取りを大事にします。
何をどういう順番でやっていけば効率的に作業できるかをイメージしてから、あるいは必要な準備をしてから取り掛かる感じです。
料理で言えば、必要な器具、材料を揃えてからスタートするようなイメージです。
冷蔵庫にある食材であれば、それらが必要になる度に冷蔵庫を開けて取り出すことを非効率に感じるからです。
そして効率化という意味では、何もしない無駄な時間を作らないということも挙げられます。
「アレンジ」の感覚としては隙間時間を他のことで埋めるという感じです。
ここも料理を例に取ると、食材を切って鍋で煮込んだりレンジでチンしている間に使った器具を洗ったり、次にやることの準備をしておく感じです。
料理の例は、「アレンジ」を上位に持っていない人でもある程度やっていることではあると思いますが、「アレンジ」の場合はイメージとして隙間無くぴったりはめ込む感覚なので、隙間時間を何にどう使うと最も無駄がなくなるかのその感覚が鋭い感じだと思います。
ちなみに、ここに「最上志向」が加わると余計にその感覚が強くなり究極の効率化を求めるようになります。
そして「最上志向」のより良くしたい欲求が常に効率化を求めて改善していく…みたいな感じになります。
2,「アレンジ」の資質があると、手際良くテキパキと仕事を振り分け指示を出すことができる。
但し、注意すべき点は、「人を能力値」のみで測ってしまうところ。
人は正論よりも、感情で行動する生き物であることを忘れないで、頑張るときと休養のときも含めてアレンジするように心がけましょう。