【孫子の兵法】九変篇:利害の両面の視点から物事を判断する!?

是の故に、智者の慮(考え)は、必ず利害を雑う。利に雑うれば、而(すなわ)ち務は信なる可し。害に雑うれば、而ち患(わずら)いは解く可し。』(「孫子の兵法 九変篇」)

この故に、智者の考えは、必ず利と害の両方を考えている。利益になるだろう事柄に、損害になり得ることをことを踏まえて熟慮することで目標を達成することができる。損害になり得ることに、利益になり得る事柄をも踏まえて考えることで、苦労・心配はなくなる。

物事には裏表がある

コインの両面のごとく、物事には両面があることを忘れないようにしたい。

ドラッカーの言葉を通して、考えてみたいと思います。

1,顧客の、不合理に見える側面を尊重しなければならない。

⇒一般的には、「合理」的な考え等が尊重され、「非合理」な考えは相手にされないところですが。

2,危険や弱みが、事業機会の存在を教える。それらを問題から機会に転化するとき、異常なほどの成果が得られる。

⇒会社にとって、「危険や弱み」はマイナス要素であって、プラス要素ではないと考えるのが一般的だと思われます。

3,事業の分析において、競争相手からの挑戦がない製品は危険である。

⇒競争相手からの挑戦がない方が、自社が独占しているので悠々としていられると思われがちですが。

4,市場シェアの優位は、利益をもたらさずに、コストをもたらしがちである。

⇒「市場シェアの優位」は、自社にとってプラス要素であって、マイナス要素ではないと思われがちですが。

5,成果は、問題解決することであげるのではなく、機会を開拓によって得られる。

⇒目の前の課題を解決すれば、何か成果があがると思われがちですが。

6,知識労働者に関しては、人数はあまり意味がない。

⇒何か人数が多い方が、メリットが多いように思われがちですが。

7,非常に小さな特化した企業だけが、業績をもたらす領域においてリーダーシップを握ることができる。

⇒小さい企業が、ある特定の領域においてリーダーシップを握ることができないと思われがちですが。

全ては「振り子の法則」なのかもしれない

上記の例を通して考えてみると、或る意味「バランス感覚」的な視点があるように思います。

例えば、拡大の後には、会社組織内部の問題が発生する。その後、問題解決をして、別の形で拡大・発展したとしても、外部要因によってそれ以上拡大・発展ができず、内部的な視点の変更することで、更に外へ拡大する・・・・。

一方へ行き過ぎたら、何か別の問題・課題が発生する、のが当たり前のような。

そのことを智者は、弁えているので利害の一方だけを見ない。そのような感じます。

ま と め

目の前の利害に振り回されるのが人間のように思われがちですが、決して全員がそうである訳ではないってことを肝に銘じて引き締めて進んでいきたいと思います。

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