発達障害の特性を「環境調整」と「工夫」でカバーしよう!

自分の取扱説明書を渡して業務をスムーズに

 

発達障害であることを職場に伝えて働いている場合でも

目に見える怪我などと違って、どんな配慮が必要なのかわかりにくいことがあります。

 

松葉杖をついている人を見たら、「段差が辛そう」と想像がつき、

どんなヘルプをしたら良いのか思い浮かびますが、

発達障害をよく知らない人は何に配慮したらいいか検討がつかないこともあるでしょう。

 

そんな時は業務をスムーズにこなすために、自分の特性をアナウンスすることがオススメです。

 

どんな困り事があるのかわかってもらうために、

自分の取扱説明書のようなものを作成するのはとても有効です。

 

発達障害の特性の表れ方は人それぞれなので、

あなたの場合は何に困っているのかを伝えることが大切です。

 

例えば、仮に以下のような配慮を受けたいという人がいたとします。

 

・聴覚過敏があるからノイズキャンセリングイヤホンを使いたい

・視界に情報がたくさんあると疲れるからパーテンションが欲しい

 

これらの要望を伝えて、もし実際に対応してもらえれば

負担が軽減されてかなり働きやすくなりますね。

 

他にも「社交辞令がわからない」「イレギュラーが苦手」など

トラブルの元になりそうな特性はしっかりと最初に伝えておきましょう。

 

それと同時に「単調作業は苦にならない」「タイピング入力が得意」など

得意なことも一緒に伝えれば、職場の人たちも安心できます。

 

発達障害は生まれつきのものなので「治す」ことはできませんが、

苦手と向き合ってどうやったらカバーできるか工夫して仕事に向き合いましょう。

 

仕事の期日を忘れがちな場合は、スマホのリマインド機能を使ったり、

指示されたらすぐにメモをしていつも目に入るところ貼っておいたりと、

工夫することでミスが減れば自信にもつながります。

 

また、一定の配慮を受けて働いている事実は、障害年金の申請においても大切なことなので、

しっかり相談して環境を調整することが大切です。

 

配慮された環境で負担を軽減しつつ、得意なことで仕事に貢献する。

これが実現できれば、安定して働ける可能性が高まります。

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